北九州シニア ライオンズクラブのメンバーで元警察官の肥後富男さん(82歳)は、2022年10月10日、岩手県北上市で開催された2022全日本マスターズ競歩大会のM80(80~84歳)5km競歩に出場した。そして完歩者23人の中で、41分13秒のタイムで見事優勝を飾った。このクラスでの日本記録は36分47秒。22年3月に当クラブが開催した記録会では、肥後さんは非公式ながら34分48秒を記録しており、10月の大会でも日本新記録を出すことを目標にトレーニングに励んできた。成績記録の連絡をくださった岩手マスターズ陸上競技連盟の八重樫輝男会長は、「当日は大雨の後で気温が下がる悪条件。福岡や広島、愛媛など南国からの出場者はレース中の体調管理などで難渋されたと思います」と話しており、記録更新の楽しみは次回に送られた形だ。肥後さんをそばで支える3人組(ペースメーカーを務める友人で理学療法士の金田有輝さん<27歳>、スターターと計時を担当しクラブ・メンバーでもある東正昭さん<77歳>と柴田貴徳さん<72歳>)も共にがんばっている。

肥後さんは、クラブでは青少年理事を務めている。スペシャルオリンピックス日本・福岡の支援を目的とした物品販売や、公園等の清掃、献血の呼びかけなど、奉仕活動にも率先して参加。例会ではテール・ツイスターとして手作りの小物を持参し、交通問題や麻薬撲滅等についての規則やモラルを年長者にも分かりやすく解説するなど、クラブの自慢でもある「明るく楽しい例会」と「例会出席率100%」に貢献している。また歩行に苦労されているメンバーを、専用座席と昇降機付きの愛車で送迎してくれる。

肥後さんは福岡県中間市にある私立希望ヶ丘高校で競歩や駅伝のコーチもしており、クラブでも折に触れ、生徒たちの活躍等を報告してくれる。皆、その話を聞くのを楽しみにしている。

肥後さんの競歩歴は49年。九州実業団選手権での8連覇を含め、さまざまな大会で77回もの優勝を勝ち取ってきた。輝かしい成績を残してきた根っからのスポーツマンだ。福岡県警在職中は、「競歩のお巡りさん」として親しまれてきた。そしてライオンズの世界では、彼こそ「ライオンと呼ばるる人」にふさわしい、クラブの誇りとも言うべきメンバーだと思っている。
(幹事/2012年入会/82歳)

 

ライオン誌日本語版WEBマガジン引用

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