-提言-

思いやりと誇りをもって

-スローガン-

~ ライオンズが好きだ! ~

 

 この度、ライオンズクラブ国際協会337-A地区 2022~2023年度 地区ガバナーを務めさせていただく事になりました二場安之です。所属クラブは『2リジョン3ゾーン 福岡玄海ライオンズクラブ』です。

 新型コロナ感染のパンデミックが起きて早4期目を迎える今年は、日本にライオンズクラブが創立されて、70年となります。
 近年、コロナ禍の影響もあり、私達ライオンズを取り巻く環境やニーズは随分変化してきました。
 長年に渡る会員の減少により地区やクラブの運営は厳しくなった上、ボランティア活動の多様化によりライオンズクラブの崇高な奉仕活動が一般社会に正当な評価を受けていないと感じるのは皆様も同様のご認識ではないでしようか。
 少人数のクラブでもしっかり奉仕活動に参加できるよう、様々な角度から検討し、改革して行くことは必要急務で待ったなしの時を迎えていると思います。 地区やクラブが抱えている問題は山積ですが、全国を見渡しても337-A地区のポテンシャルは大変高いもの があります。
 支援を必要とする方々への思いやりとライオンズクラブのメンバーであることへの誇りをもって未来志向で前向きな奉仕ができる様に、在るべき姿を希求し改革を進めてまいりたいと考えます。 支援を求めている方々と会員一人一人が、互いに笑顔でいられる様に、そして皆様と共にライオンズのメンバーで良かったと思える様に、地区の運営を全身全霊で取り組みたいと決意しています。
 何よりも、全ての会員の方々が、ライオンズの奉仕が好きだ! 出会った仲間が好きだ! ライオンズが好きだ! との思いをもって友愛と相互理解の精神で活動に勤しむ事が、ライオンズクラブの発展になると確信しています。  クラブを、奉仕を、ブラザーメンバーを好きになれば、自身の知人、友人を自信もってライオンズクラブへ招請する事でしょう。今期は満足度と充実感をより高められるような地区運営としていく事を目標とします。

ライオンズクラブの存在感を確固たるものとする為にも皆様のご理解ご協力を心より宜しくお願い申し上げます。

2022年~2023年度

=== 337-A 地区重点項目 ===


 奉仕団体であるライオンズクラブは会員や一般の方々からお預かりした貴重な浄財を使って、奉仕や運営をしていくのですから、1円たりとも無駄にはできません。
 使途を明確にして、疑問の生じない、しっかりとした報告をすることは当たり前のことだと思います。全ての会員が率先して、心がけるべきであると思っています。

 私達はライオンズクラブに入会して、様々な奉仕活動に参加します。
入会していなければ、なかなか触れ合う機会のない方々との交流も出来ます。
私たちの住む社会には、ライオンズクラブに支援を求めている方々が沢山おられることも、直に経験することで実感することが出来ます。
私達が育った環境や、今の境遇が、いかに恵まれていたかということにも直面し、今、社会の中で生かされていることに感謝し、社会に恩返しをしましょう。
 一人一人の力は微力でもそれを結集して、支援の手を差し伸べることで、『社会に恩返しできれば』との高い志で、労働奉仕や金銭奉仕に積極的に取り組んでいこうでは ありませんか!
 しっかりとしたマーケティングを行い、私たちの気づかないところで声なき声を上げている方々に支援の手を差し伸べましょう。
 また、クラブやメディア業界に精通した会員の協力を得ながらSNSや新聞、TVを通して一般社会に向けた多様なPRを行いライオンズクラブの社会的認知度をアップ させます。
近年多発する自然災害への対応も重要です。災害が発生してから動くのではなく『備え』に重点を置くことも必要であること考えます。

 今後、長きに渡りライオンズクラブが発展するためにはグローバルな感覚とローカルな感覚、思いやりを持った人材の発掘、そして育成が非常に大切だと思います。
 若き未来のリーダーの育成は、今のライオンズクラブにとって必要急務な大きな課題であり、リーダーシップにより会員の増強と質の向上の両方を目指します。
 クラブ、リジョン、地区をあげて未来のリーダー育成に向けた有意義な研修を企画します。
 また、アクティビティやイベントを企画する際、女性会員の積極登用をお願いし、並行して社会で活躍されている女性を積極的に招請していただきます。
 若い会員と女性会員が増えれば、ライオンズクラブの活性化は加速します。
 また、奉仕活動で芽生えた友情の先に、同志を増やすという目標が共感されるのです。

 奉仕団体として『ニーズのある所にライオンズがある』。
 それを、しっかり実行できる体制作り、組織改革は時代の流れに沿って取り組まなくてはならない重点項目です。《改革することを恐れるより現状の繰り返しを恐れる べきだ》と考えています。
 痛みを伴っても改革に挑戦する。失敗を恐れず、未来志向で同じ方向に向かって一致団結し、協力していく事こそが、ライオンズスピリッツではないでしょうか。
 今期は未来創造委員会を設立し、クラブや地区が抱える諸問題に道筋を示します。
 多くの問題を抱えているライオンズクラブですが、一歩一歩解消する礎を築きます。
 また、更なる委員会や公式会議の活性化を図る事に重点を置き、活発な議論とより良き結論が出ることに尽くしていきます。
 会員間の50年以上の年齢差を乗り越えて、全ての会員がコミュニケーションにより打ち解け合えるようにイベントや会合を企画します。
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